作業途中のツァイガルニク 

本日は、「作業途中の魅力」というテーマで書いていきたいと思います。

人間は終わったものより中途半端なものの方が覚えている性質があります。これを心理学では「ツァイガルニク効果」といいます。この舌を噛みそうな効果名は、研究を行なったブルーノ・ツァイガルニク博士からきています。

このツァイガルニク効果を使い、あなたの印象を相手に強く残すことができます。たとえば話が盛り上がったところで席を外すと、相手はあなたとの楽しい会話が記憶され、あなたに良い印象を抱きます。

そして、なんとツァイガルニク効果を使うと、次の日の作業をスムーズに始めることもできるのです。
翌日初めにやりたいことを前日に少しだけ手をつけておきます。次の日、脳は昨日の中途半端な作業を覚えているので、思い出す手間なく作業に入り込むことができます。たったこれだけで作業に集中するまでの時間を縮められます。


○おわりに
一般的に作業は切りがいい所までするのがよいとされていますが、それは大半の人が「作業途中だと記憶に残りやすい」ことに気づいていないからでしょう。基本をおさえておけば、かなり使える心理テクニックですのでぜひお試しあれ。


○本日の参考文献
『あなたを変える52の心理ルール』著/メンタリストDaiGo、発行/KADOKAWA





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心理学的おすすめデートスポット 

相手と親密になれる心理学的デートスポットを紹介します。とは言っても、皆さんがよく知っているものばかりです。したがって、なぜおすすめなのかを心理学的な観点から正確な知識として身につけられる記事にしたいと思います。

▪︎映画館

定番のデートコースですね。それでは、なぜ映画館が心理学的にいいのかを説明します。
映画館の良いポイントは暗いことです。暗いところだと瞳孔が開きます。瞳孔が開いていると人間はそれが好ましいものだと感じます。
理由は、人間は身体の反応で感情がうまれる生き物だからです。たとえば、汗が出て心臓の鼓動早いと緊張していると感じたり、笑い顔をつくることで面白いと感じることがあげられます。
人間は、好ましいものを見た時に瞳孔が開きます。まわりが暗いから瞳孔が開いたのに、好ましいものを見たから瞳孔が開いたと脳が勘違いするのです。

もうひとつの効果として、暗いので相手をよく見る為に、お互いの距離が縮まることがあります。人間には、「パーソナルスペース」というものがあります。これは自分の縄張りのようなものです。
人間は、無意識のうちに相手との親密度に応じて、自分との接近を許す心理的距離を使い分けています。このパーソナルスペースに合理的に近づけるのが暗いところなのです。相手との距離は、お互いの心の距離に応じています。これを自然に近づけることで親密度をアップさせるのです。


▪︎遊園地

遊園地も定番ですね。遊園地のよい点は絶叫系があることです。絶叫系は、「吊り橋効果(つりばしこうか)」があるので気持ちが接近しやすいです。
吊り橋効果は有名なので皆様ご存知かと思います。一応おさらいしておきますと、つり橋や絶叫系(実験で使われたのはジェットコースター)での心臓のドキドキを、恋のドキドキと勘違いしてしまう心理現象です。なので、吊り橋効果が起こると好感度は上がります。

ここで思いがけない問題があります。

なんと吊り橋効果は、相手から魅力的だと感じられている人にしか使えないのです。魅力的だと感じられていない人が使うと、「逆吊り橋効果」が起こります。これは、心臓のドキドキを嫌悪感を感じた時のドキドキと勘違いする心理的現象です。逆吊り橋効果は好感度が下がります。


結果として、吊り橋効果を使えるのは、イケメン・美人、ある程度仲良くなった人にしか使えません。

なので、遊園地はある程度仲良くなってから行きましょう。絶叫系に乗らない方は、いつでもOKです。


○おわりに
書道家『相田みつを』の言葉です。

「その時の出逢いが人生を根底から変えることがある よき出逢いを」

もうひとつ発明王トーマス・エジソンの言葉を紹介します。

「私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」

恋も人生も諦めないことが肝心です。


◻︎本日の参考文献

『決定版 面白いほどよくわかる!心理学オールカラー』著/渋谷昌三、発行/西東社

『使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学』著/妹尾武治、発行/PHP研究所




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失敗後は最大限の努力 

楽しい休日をお過ごしでしょうか?私は今日、子供の公園に付き合って2時間読書しました。寒空の下でブルブルふるえていました(笑)

本日は、初対面で失敗したらどうするか?を説明したいと思います。前に初対面では初頭効果が働くので、それ以降の印象は変わりにくいよという話をしました。忘れた、見ていないという方は、『初めての出会い』という記事を見ていただけたらと思います。
この最初の出会いの時には、「ハロー効果」というものが働きます。ハローとは「後光」意味です。後光とは、神々しい雰囲気のものに出ている、後ろのありがたい感じの光です。人間でも、美人や学歴があるというだけ、その特徴が光ってその人自体が優れているように見えてしまいます。

私は容姿に自信がなく、学歴もありません。そんな私がハロー効果に対抗するものは何かないのか?安心してください。ありました。その名も、

▪︎ゲイン-ロス効果

ゲイン効果:ハロー効果で悪い印象=>その後の行動・言動で評価が急上昇の可能性あり

ロス効果:ハロー効果で良い印象=>その後失敗すると評価が急下降の可能性あり

ということです。

たとえば、
学歴のない人がいきなり心理学の知識を話し始める。
あまり容姿がよくない人がおしゃれな格好で登場する。

こんな事があったら、「なんか最初の印象と違っていい人かも」となるはずです。そうです。これを狙いましょう。


○おわりに

初対面で失敗してしまったらゲイン効果を狙いましょう。また、「ベストエフォート方式」で乗り切りましょう。ベストエフォート(最善努力)とは諦めてやらないより、途中からでもやったほうがいいじゃないかという考え方です。
初めに悪い印象を抱かせてしまったら、そこから頑張って印象をよくすることを目指すべきです。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」by 安西先生 fromスラムダンク


○本日の参考文献

『フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学』著/植木理恵、発行/日本実業出版社

『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』著/茂木健一郎、発行/学研パブリッシング





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人を変える方法 

「人付き合いは自分から変わる」とはよくいいますよね。確かに人と接する時に、自分が少し変わる事はとても重要です。少しだけ相手にすり寄れば人間関係は大体うまくいくと思います。
しかし、問題行動を見過ごすわけにはいかない!!そんなあなたに朗報です。実は人を注意せずに変える方法があるんです。今日は、それをあなたにこっそり教えたいと思います。

▪︎ レッテル法
「〜した方がいいよ」や「〜しなさい」は言うのは簡単ですが、これは「外的要因」といって一時的な効果しかありません。「内的要因」という自分から目的を持ち実行する事を促せたら良いのですが、これもきっかけをつくるのは難しいです。
では、どうすればよいのか?答えは、「相手にレッテルを貼ること」です。これを『レッテル法』といいます。これはノースウェスタン大学のリチャード・L・ミラー博士らによって確認されている心理テクニックです。
レッテル法では、「〜しろ」ではなく、「きみは〜な人間」というレッテルを貼ります。上手にレッテルを貼ってあげると、相手も自分はそういう人間なんだと納得し、レッテル通りのふるまいをするようになります。

たとえば、

「勉強しなさい」=>普段から「○○ちゃんは勉強をたくさんやるいい子ね」

「遅刻するな」=>普段から「おまえはきっちりした人間だな」
などです。

ぜひ、試してみてください。時間は少しかかりますが効果的な方法です。


○本日の参考文献

『「人たらし」のブラック心理術 初対面で100%好感を持たせる方法』著/内藤誼人、発行/大和書房





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人に頼むとき 

昔アルバイトしていた時に、よく物が売れる先輩がいました。自分とはなにが違うのだろうとよく考えたものです。結局当時は性格の違いかなぁと諦めていたのですが(笑)心理学を勉強していくと効果的な頼み方があるということが分かりました。今日はそれをお教えしたいと思います。

2種類の効果的な頼み方

▪︎ フット・イン・ザ・ドア
訪問販売員が、家庭訪問時に片足をドアに入れて閉まらないようにしてから、少しずつ大きな買い物をさせるという逸話からついた名称です。簡単な要求をして、相手の警戒心を下げてから、本命の大きな要求をすると承諾の確率が格段にあがります。
これまで100本以上も論文が書かれている有名な心理現象です。

◻︎ドア・イン・ザ・フェイス
「フット・イン・ザ・ドア」とは逆の手順を踏む方法です。最初に大きな要求で拒否された後に、本命の要求を出して承諾を得る方法です。これは心理的な借り(罪悪感)を利用する心理テクニックで、これも多数の論文が書かれている有名な心理現象です。もし大きな要求を相手が承諾してくれたら儲け物くらいに思いましょう。ちなみに大きな要求は、ぎりぎり相手が承諾するかもしれないレベルが良いです。無理なレベルの頼み事だと、断られて当たり前という考えになってしまいます。そして、残念がっていないことが伝わってしまい、相手に罪悪感が生まれにくくなってしまいます。


ふたつに共通する点としては、本命は後から出す方が効果的だということですね。「断られそうなお願いは後出しで」をお伝えして、今日の記事を締めたいと思います。

◻︎本日の参考文献
・『使ってはいけないエセ心理学 使ってもいい心理学』著/妹尾武治、発行/PHP研究所





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