脳の休め方 

本日は、効果的な脳の休め方についてです。
「体が疲れた」、「精神的に疲れた」という言葉を使うことがあると思います。この二つのうち精神的に疲れたは、脳の疲れです。体は、横になって休んでいれば回復します。しかし、脳には脳の休め方があるのです。

▪︎脳はなぜ疲れるのか?
それは脳が休む時がないからです。
脳は体が休んでいる時も常に働いています。特に、DMN(デフォルトモードネットワーク)とよばれる脳回路があります。DMNは脳が意識的な活動をしていないとき(ボーッとしているとき)に働く脳回路です。車のアイドリング状態を想像していただければ分かりやすいと思います。このDMNは、脳の60〜80%のエネルギーを使うと言われています。ボーッとしているだけで脳が疲れていくのですから、脳が疲れるのも当然です。

▪︎DMN(デフォルトモードネットワーク)を省エネ

実はDMNを省エネにする方法があるのです。それは、「瞑想(めいそう)」です。

▪︎瞑想のやり方

瞑想のやり方は簡単です。

・座り方(椅子に座る or あぐら)

・姿勢(お腹はゆったり、手は太ももの上、椅子に座った場合足は組まない)

・目(閉じる or 2メートルくらい先を見る)

・意識(体と他のものが触れている感覚を感じる、重力を感じる)

・呼吸(吸う空気と吐く空気の温度の違いを感じる、呼吸コントロールはせず自然と呼吸が来るのを待つ、「吸って、吐いて」と心の中で思うのも効果的」)

・雑念(雑念に気づき呼吸に注意を戻す、雑念は浮かぶものなので自分を責めない)

瞑想を続けることで、ストレスに強く、疲れにくい脳を手に入れることができます。ぜひやってみて習慣にしてください。

○本日の参考文献
『世界のエリートがやっている 最高の休息法ー「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』著/久賀谷亮、発行/ダイヤモンド社





いつも1ポチ感謝です。

笑う門には笑い来たる 

本日は「笑えばもっと楽しくなる」をテーマに書きたいと思います。

▪︎ 笑顔をつくると楽しくなる?

ドイツのオット・フォン・ゲーリケ・マグデブルグ大学のミュンテ博士らの論文を紹介します。
まず箸を横にして歯でくわえると笑顔の顔に似た表情になります。一方、箸を縦に唇でくわえると沈うつの表情(無表情)に似た表情になります。このふたつの状態でマンガを読んでもらいました。
結果、同じマンガでも箸を横にくわえた時(笑顔に似た表情)の時の方が、面白さに点数をつけてもらうと高得点になりました。
ミュンテ博士らは、笑顔に似た表情をつくると、ドーパミン(脳の報酬系)系の神経活動が変化すると報告しました。ちなみにドーパミンが分泌されると楽しい感情が高まります。
この論文から、笑顔をつくると楽しくなるということが分かります。普段の会話において笑顔で話すことは、会話することが楽しくなるということですね。そうすると会話が好きになり、「好きこそ物の上手なれ」で会話も上手くなると思います。


▪︎ 共感する脳

「ミラーニューロン」というものをご存知ですか?ミラーニューロンとは、イタリアのパルマ大学のヴィットリオ・ガリーゼとジャコモ・リゾラッティらのグループによって最初は猿の脳による実験報告がされ、人間の脳でも対応する部位が発見されたものです。

どういう働きをするかを説明します。他人の行動を見ると、ミラーニューロンが活動し、その行動を司る脳の部位が働きます。これにより、他人が今どのような状態なのか分かり、相手に「共感する」ということが可能になります。


▪︎笑顔の力

コミュニケーションでもこのミラーニューロンは働いています。笑っている人といると何か楽しくなってくる。あなたも感じたことがあると思います。この感覚は、なんと共感する仕組みのミラーニューロンに支えられています。だから、あなたが笑えば相手も楽しくなってくる。話を楽しくさせるのはあなたの会話の内容もあります。しかし、笑顔の力も大きいということが分かっていただけたと思います。


▪︎お互い楽しくなる

本日は、研究をふたつ紹介させていただきました。この研究から言えることは、笑えば自分も相手も楽しくなるということ。そして、楽しいから笑い、笑うからもっと楽しくなるということが分かりました。会話する時は笑いましょう。いつもより会話が楽しく感じられると思います。


○今日の参考文献
『脳を生かす生活術』著/茂木健一郎、発行/PHP研究所

『脳には妙なクセがある』著/池谷裕二、発行/朝日新聞出版





いつも1ポチ感謝です。